桜って本当にきれいですか? 〜桜の汚さを告発する〜
うんちです。
嘘です。
なんだと思いますか?
桜です。桜の花びらです。汚いですね。
インフラには国力が表れます。道路は国の顔。道路が汚い国はお金がない国です。
国の顔である日本の公道は、いま桜に汚染されています。
嫌ですよね。やめませんか、桜?
どうも昔から桜が楽しめない。
伝統?や風習に逆張りしたいわけではなくて、単純にその「儚さ」についていけないというか、落ち着かないのだ。だって次の週末には散っちゃってるんだもん。
散るからこそに、みたいなのが理解できないわけではなくて、実際に花びらが散る様はビジュアリーに美しい。ハンディカムの入学式のCMは日本の心のイデアといえる(私が住んでいたトーホグでは桜は5月に咲くものなので、入学式に咲き乱れる桜は嘘だと思っていた)
だけど花びらが散った後に残るのは、日本の樹木の中でも指折りの醜さを誇る樹皮。桜の樹皮は若い頃はツヤツヤのガンメタルでなかなか美しいのだが、太くなるにつれ、それが張り裂けて隙間から腫瘍のようなボコボコがせり出し、それがやがて全体を覆ってしまう。桜は汚いのだ。ワシントン、もう切っちゃえ。
で、今回告発したいのは、冒頭で見せた、ウンチと化した花びらである。
散った花びらがそのままどこかに消えてなくなればいいのだが、それらは地面に落ち、変色し、雨に濡れて固まり、腐敗し、ウンチ色のペーストとなって道路をこれ以上ないくらい汚くしてしまう。桜のウンチ化はもはや国難といえる。
というわけで、最近見かけた桜ウンチ汚染の実態および予兆をレポートします。雨が降ると特段ウンチ度が増すので、さらに追加していく予定です。
人気の目黒川の付近です。汚いですね。これからもっと茶色くなります。名所がこれなら、ほかも推して知るべしですね。
中野です。茶色いです。先週末の時点でこれですので、今夜の雨が上がったらどうなるのか楽しみですね。
汚いですね。
花びらが散りきると、次に花柄が落ちます。これはウンチペーストにはならないものの、なかなか流れずに残り続けます。遠くから見ればウンチと変わりません。吸い殻が馴染んでいるのが証拠です。これは大量のゴミなのです。
この光景には流石に引いてしまい、もはや言葉もありません。公園という老若男女の憩いの場が、事実上のウンチで埋め尽くされている。こんな悲劇が他にありましょうか。ありません。
こんな道、日本の誇りと言えますか? 日本の心と呼べますか?
桜、やめませんか?