マークニズム宣言

偉くてすごくてたのしい

最強の国家元首は誰? 答:たぶんネタニヤフです

国家元首――国で一番偉い人のことである。偉いからには(フィジカリーに)強い人がいい。今日は、本当に強い国家元首が誰なのかをここで明らかにしたい。答えはネタニヤフなんだけど。

 

候補1:ウラジーミル・プーチン

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公式Twitterアカウント(英語版)

強い大統領といったらまず思い浮かべるのがプーチンだろう。

イメージ戦略としてメディアを通じてフィジカルでバルキーなセクシー写真を定期的に発信しており、御年65歳とは思えぬムチムチぶりは世界中で人気。

道家としても有名で、柔道が強いということは即ち喧嘩が強いと言ってしまってよい。柔道は最強だから。ちなみにサンボのほうが得意らしい。サンボが強いということはもう完全にメチャ強いと思って差し支えないだろう。なぜならサンボは柔道より強いから。元KGBだけにヤバい殺人術も心得ていそうで恐ろしい。

とはいえガリ勉のチビなので前蹴り一発でぶっ飛ばせそうでもある。

※2022年2月26日追記:悪辣な独裁者の凶悪性をネットミーム的な茶化しでぼやかそうとする意図はありません。プーチンはカスですし、カスみたいな底辺陰謀論を真に受けてプーチンを擁護する馬鹿もカスですし、戦争反対の意思を表することに対し春厨房みたいな冷笑的俯瞰視点から茶々を入れようとする馬鹿もカスです。少しでいいからマシになれ。

候補2:ハルトマーギーン・バトトルガ

 

 

Battulga Khaltmaaさん(@battulgakh)がシェアした投稿 -

 インスタグラムの投稿である。にわかには信じがたいが、モンゴルの現大統領である(右)。

モンゴル相撲が超強いらしく、比較的若いのでたぶんプーチンの3倍くらい強い。同じ東アジア人として心強い。名前もバトルっぽいしいかにも強そうだ。

とはいえ所詮はアマチュアのスポーツマンである。最強の名を冠するにはリアルな戦闘経験に乏しいだろう。

 

候補3:ラムザン・カディロフ

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The Telegraph(UK)

ロシアの傀儡政権・チェチェン共和国の大統領様である。

反対勢力はバンバン粛清し、街には自分の肖像を貼りまくり、利権を独占し、金に飽かせて海外セレブをツーショット撮るために呼びつけるという絵に描いたような独裁とっつぁん坊やで最悪なのだが、なかなかハードコアでハードボイルドな死線をくぐり抜けているウォリアーでもある。

若い頃から初代大統領の父親のボディガードを務め、幾多もの暗殺未遂をやり過ごしてきた猛者で、ボクシングも強いらしい。↑はもともと彼の公式instagramの投稿写真だが、いまはアカウントごと凍結されている。ベンチプレス何kg挙げる気だ。

プーチンの手下でありながらも上手いこと立ち回って逆に手玉に取っているらしい。バーニング周防社長に対する小泉今日子の立ち位置である。恐ろしい男だ。

でもチビなので前蹴りでぶっ飛ばせそうでもある。

 

候補4:文在寅

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 sankei.com

何かと話題に事欠かない韓国の現大統領である。

過激な学生運動で投獄されてそのまま精鋭軍団の特戦司にぶち込まれ、JSA北朝鮮兵が米兵をナタでぶっ殺した激ヤバインシデント「ポプラ事件」でも事後収集作戦に参加したというなかなかリアルな実戦経験の持ち主。現役時代の写真もやけに強そうだ。

とはいえ40年前の、それも所詮は兵役期間の話なので、最強と呼ぶにはちょっと無理がありそうだ。

 

 最強はネタニヤフ

 

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Photo credit: Wikicommons/ GPO

泣く子も黙る戦争国家イスラエル泣く子も黙るバリバリ極右の現首相、ベンヤミン・ネタニヤフである。ただいま汚職の廉で起訴待ったなしの大ピンチに見舞われているが、こんなもの彼がくぐり抜けてきた修羅場に比べたら屁のようなものだ。

戦争で樹立され戦争で国土を広げてきたイスラエルの歴代首相は軍人ばかり。ネタニヤフも例に漏れず、SASやデルタフォースなどと並び世界最強の名をほしいままにする特殊部隊、サイェレット・マトカルに所属し、第3・4次中東戦争に従軍。悪名高きパレスチナ系テロリスト「黒い九月」が起こしたハイジャック事件の制圧作戦にも参加し、見事解決に導いたというとんでもないエリート戦士なのだ。

イスラエル軍といえば兵役期間中に全国民が覚えさせられる近接格闘術クラヴ・マガが有名。老若男女全員ケンカが強い国において、職業軍人の、それも選り抜きの超エリート隊員が体得したクラヴ・マガの練度は想像するのも難しいレベルだろう。絶対に完全にヤバい。絶対にネタニヤフが最強なのだ。

〜私も通っている格闘技ジムにスペインからクラヴ・マガ・マスターが来て1日だけクラヴ・マガ体験ができるというので試しに行ってみたら、体験生の喉にガンガン突きを入れてきて非常にビビった。女性会員もガッツリ喉輪入れられてむせていた。あとスポーツ格闘技のことめちゃくちゃ馬鹿にしてた。キックボクシングなんてオカマのダンスだ、みたいな。〜

そんなマジモンの戦士が首相をやっているのだ。恐ろしい国である。ちなみにネタニヤフ(2期目)の前の前の首相だったエフード・バラクは 同じくサイェレット・マトカルの先輩で、なんと映画『ミュンヘン』(よい映画なので観ましょう)でも描かれた黒い九月への報復作戦で、女装して敵ターゲットに近づき3人暗殺したことがあるというマジで完全にヤバい野郎。つくづくヤバい国である。

 

というわけで最強の国家元首はネタニヤフに決まってしまったが、これからそれを超えるかもしれない有望株が何人かいるので紹介したい。

 

まずはドルジ

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公式Twitterアカウント

こいつは次のモンゴル大統領の座を狙っているらしいので注目したいところ。腐っても元横綱だし、まだまだ若い。ただこいつが治める国には絶対に住みたくないな。

 

次に把瑠都

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オフィス北野

把瑠都はツヤツヤで最高。なんかのTVドキュメンタリーで、お店でハイボール42杯(マジで42杯)飲んだのにほろ酔い程度だったので、これはとんでもないバケモンだと腰を抜かしてしまった。同番組で将来は故郷エストニアの大統領になると言明していたし、MMAファイターとしても頑張っているので、打倒ネタニヤフ予備軍として期待したい。

 

最後に、ヴィタリ・クリチコ。 

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Reuters

これだけはガチで、彼はたぶんいつかウクライナ大統領になるので、最強の国家元首は彼になってしまう。WBOおよびWBCの元ヘビー級王者で、こないだまでガチンコ絶対王者だったウラジーミル・クリチコのお兄さんだ。喋り方はドランカーそのもの。弟ウラジーミルがジョシュアと戦う前の顔合わせでも、対戦者2人は穏健ムードだったのに、ヴィタリが横から要らない茶々を入れたことでジョシュアと乱闘手前まで行っていた。こんな政治家嫌すぎる。ネタニヤフのクラヴ・マガも、203cmのリーチの前には為す術なし。ジャブで死にます。

 

機械の天才化が急速に進む昨今、もはや人間の脳は政治を司るにはパワー不足。考えるのは機械がやってくれるのだから、人間に残されるのは筋肉のみ。これからの国際政治は筋肉がカギを握る。筋肉外交の時代がやってくる。

以前、日本共産党の人が街頭演説で言っていたのだが、自民党が格闘家やプロレスラーをやたら擁立していたのは、法案の強行採決の際にサイン台を取り囲んで野党議員を物理的に阻むためらしい。「私は気づいてしまったのです」と言っていたのでそうなのだろう。筋肉内政はすでに始まっていたのだ。日本はすでに筋政(筋肉政治)先進国なのかもしれない。

 

 

最後に、小柄な東アジア人でありながらネグロイドコーカソイドの血を引く大男をねじ伏せた天皇陛下の握力についても考察したいところだったが、元首ではなく象徴なので今回はやめることとした。

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The Telegraph