マークニズム宣言

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私だけが知っている『ズートピア』のビートルズ小ネタ集

 

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ディズニーの『ズートピア』 1度入場券を失くして観損ねましたが(あとで財布から出てきた)今度は失くさずに観ることができました。序盤に(ジョヴァンニ)ビートルズの楽曲に掛けたセリフが複数あったので紹介してあげます。

ズートピア ビートルズ」でツイート検索しても、ジュディの音楽プレイヤーに入っていたバンド「ビーグルズ」に関するつぶやきくらいしか引っかからないので、おそらくこの国では私しか気づいていないのでしょう。これは本邦初公開と言って差し支えありません。一次情報です。

 

Come and Get It

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これはポールがバッド・フィンガーというバンドのために作った曲ですが、『ズートピア』ではイジメっ子キツネのギデオンがジュディからチケットを取り上げて「悔しかったら取り返してみろ」みたいな感じで「come and get it」と言っていました。

 

②Cry Baby Cry

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これはホワイトアルバムこと「The BEATLES」に収録されたジョンの歌で、ジョン曰く失敗作とのこと。『ズートピア』では上と同じ場面でギデオンが「ほら泣けよ」とジュディをいびるとき「Cry little baby bunny, cry」と言っていました。

 

Lovely Rita

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ジュディは赴任早々交通取締官の仕事を命じられて不満げでしたが、この交通違反を取り締まる婦人警官というのは英語でMeter Maid(ミーターメイド)というんですね。作中幾度となく連呼されていました。一般に20世紀屈指の名盤とされる『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』後半に収録される『Lovely Rita』は、ラブリーなミーターメイドであるリタという女性について歌ったもので、ミータ・デイヴィス(Meta Davis)という実在のミーターメイドに駐禁を切られたポールが腹を立てて書いたものとされています。聞けば聞くほどわりといい歌なんですが、やはりアルバムを通して70回くらい聞くとよりよいです。

 

Rocky Raccoon

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これは若干無理があるんですが、こうビートルズ的キーワードを盛り込まれるとジュディをいじめていたキツネのギデオンの名前も怪しく思えてきます。この歌『Rocky Racoon』は、ロッキー・ラクーンというガンマンボーイが自称リル、他称ナンシー、本名マギルという訳の分からないガールフレンドを取り返すべくダンという間男の部屋に拳銃を持って突入するもののあえなく返り討ちに遭うというしょうもないものですが、「ロッキーが宿に着いたとき、部屋にあったのはギデオン聖書だけだった」という歌詞が出てくるんですね。ギデオン聖書というのはホテルの引き出しに入っている薄めの新約聖書のことです。

 

とまあ他にも探せばいろいろ出てくるでしょうがビートルズファンにはムムッと思える箇所が箇所箇所見受けられたので、これは(ソフト出てから)繰り返し観賞・研究する必要がありそうです。カタカナでズートピアと書くと「ずうとるび/ザ・ズートルビー」に似ているという報告もあります。みなさんからの情報もお待ちしております。