マークニズム宣言

偉くてすごくてたのしい

『アクトオブキリング』を観た

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去年ちょっと話題になった『アクト・オブ・キリング
武蔵野館でやっててヘァ〜と思ったけどパスしてたので、この前ツタヤで借りて観ました。

むかしインドネシアで起こったヤバめの虐殺事件の関係者を取材して、
当時のブッコミの様子を再現してもらうなどするドキュメンタリーなのだけど

僕は中1のころお家でパソコンに齧りついて2ちゃんねるとグロ動画サイトを毎日巡回する非常にキモい少年だったので
ライブリークの前身サイトであるオグリッシュ.comでポソ紛争のヤバい動画を見てはヤベえと思ってて、
さらに当時東ティモール問題もまだホットだったので、インドネシアについてはとにかくヤバめの国という印象がもともとありました。

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この映画はそれらの出来事よりはるかに昔、65年に起きた9月30日事件というクーデター未遂から始まったヤバめの大虐殺が題材になってて、
軍部の息がかかったヤクザ勢力(プレマン=free man)が証拠の有無など関係なしにとにかくアカっぽい国民をぶち殺しまくった際の様子を当の本人たちに演じてもらうという比較的ヤバめのドキュメンタリーです。

というか実際にはそういう映画を撮ってる様子を収めた映画なんですが、とにかく出てくる奴らほぼ全員の胸糞悪さがヤバい。
自らの蛮行を楽しそうに演じるジジイ、開き直るジジイ、隠したがるジジイ、みんなクソジジイである。

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▲「こうすると楽に殺せて血も出ないんだ」と語る、楽しそうに演じるジジイことアンワル・コンゴさん

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▲若いころのGKマーヤンさん

 

僕は普段ひとりでも「誰だお前」「しっかりしろ」「だから女は」
みたいなことを喋りながら映画を観るんだけど(これが友人にはたいそう不評)
最後の最後、まさかの展開に完全に言葉を失ってしまいました(以下ネタバレ?)

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映画の中心人物のアンワルが自らが被害者役を演じた尋問シーンを観ていたとき、突然プルプルしだして
「あの時本当に怖かったんだ。被害者はみんなあんな気持ちだったのか? 俺は罪人なのか?」
と言って半泣きで急猛省しだしたのだ。
おまけに上のお気に入り処刑プレイスではエッエッと痙攣しながら嘔吐き出した。これは盛り上がるぞ。ざまあみろ悪党め!
となかなかエンターテイニングでした。でもこの解説が完璧なのでわざわざ新作料金払って借りることないかも。

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