マークニズム宣言

偉くてすごくてたのしい

麦とホップ

「んムギイイイイイイイイイイイイイイイイイイッッッ!!!」
耳を劈く奇声に、私の体は小脳の指令を待つことなく硬直した。その一瞬の隙を突いて、彼奴等は私の凛々しい顔面目掛けて熊撃退スプレーを放ち、黒いバンで私をかどわかしたのだった。
彼奴等の正体が「麦部」なる部活動で、ここ数年で急激に勢力を伸ばし彼奴等の地位を揺るがそうとする「ホップサークル」に対抗する為の部員数増強策の一貫として私を誘拐したことや、他にも数名の被害者がいること、そして入部契約を結んだ後に逃げ出さんものなら命を奪ってでもそれを阻止するつもりであることなどを私が知らされたのは、契約書に拇印を捺した直後であった。私が早計を下した脊髄を叱責していると、新たな拉致被害者が運ばれてきた。
「ちょっ・・・・・・何するんですか。やめて下さい!・・・・・・キャッ」
曽我さん?
「・・・・・・あなたも彼奴らのメンバーですか?」
嗚呼、君はこの絶望と混乱が渦巻く混沌に射し込んだひと筋の光だ!君が曽我ひとみさんなら、私は喜んでジェンンキンスさんになろう!
「・・・・・・まあいいです。今はとにかくここからの脱出方法を考えなきゃ・・・・・・」
その黒く、それでいて透き通るような髪!冷たくも穏やかな瞳!ペニ
(ここで物語はぷっつりと途切れている。)