マークニズム宣言

偉くてすごくてたのしい

SENKAKU ISLANDS IS JAPANESEというヤバすぎる文章のヤバさを解説

まずは、例として彼らのプロフィールを見てください。

 

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みなさん一様に"SENKAKU ISLANDS IS JAPANESE"なる不思議な文章を旭日旗とセットでプロフィール画像に貼り付けています。

彼らの友達欄を確認すればわかるんですが、この手のアイコンは結構な数の中高年男女の間で広まっているようで、投稿内容を見れば、いやプロフィール画像だけでも察しが付きますが、やや独特の政治観を持った人たちに人気みたいですね。

 

さて、この文章の何がヤバいかというと、まずは文法です。

それもひとつめは中学1年生で、しかもかなり最初のほう、リンゴとペンの綴りを覚えた直後あたりには習うはずの、be動詞の基本的な使い方の問題です。

ISLANDSは複数形です。複数形の名詞にくっつく現在形のbe動詞はなんですか?

areですね。繰り返しになりますが、中1の1学期の序盤で習います。義務教育英語の初歩の初歩の初歩です。

次にJAPANESE。

名詞のJapaneseには「日本人」または「日本語」の意味しかありません。形容詞として「日本の〜」という意味はあっても、「日本のもの」という名詞ではないわけです。

言うまでもなく尖閣諸島は人物でも言語でもなく島なので日本人でも日本語でもありませんね。

これは高校で習うことですが、「〜のもの」という英文を作りたいならA belongs to Bというのが簡単で無難です。参考書に載ってましたよね。

というわけで、SENKAKU ISLANDS BELONG TO JAPAN。これを使いましょう。

なぜ苦手な英語で何か書こうとする前に辞書を引くくらいの慎重さと謙虚さすら持てないのだろう。謙虚なところが日本人の美徳だったんじゃないの……?

とにかく、このままでは日本人は超簡単な英語もできませんって世界に喧伝してるだけなので、これ以上の自爆的ネガティブキャンペーンはありませんね。果たして彼らのやっていることは本当に"愛国"的なのでしょうか……。

clubt.jp

なんかTシャツまで売ってる……(泣)

ラグビー日本代表メンバーの外国人比率を皮肉って得意になっているおじさんたちは、本当に恥ずかしいので今すぐやめなさい

「日本代表なのに半分外人w」「監督も外人w」「コーチも外人w」などと揚げ足取って何か物申したつもりでいる中高年男性が未だにたくさんいるようで驚いてしまいましたが、今日日こんなこと言ってるの的外れもいいとこでめっちゃダサいのですぐにやめましょう。

そもそもラグビーの国際試合というものは「各ラグビーフットボール協会同士の試合」なので、ラグビー日本代表とは日本ラグビーフットボール協会代表のことである。はじめから「日本人代表」どころか「日本国代表」とすら謳ってなどいない。おかしいのはてめえらの脳みそだ。反省しやがれ馬鹿野郎。

日本ラグビー協会が他のラグビー協会に勝つために、自チームを強化するために、日本で戦ってくれる強い外国人選手を雇うのは何もおかしなことではない。

事実、他国のラグビー協会も同様のことをしている。あのニュージーランド代表・オールブラックスでさえ、近隣のサモアやフィジー、オーストラリア出身の選手がこれまで何人もいたし今もいるのだ。ラグビー界のレジェンド、故ジョナ・ロムー氏も両親はトンガ人である。

なので、たとえば英国のチームもオリンピックと違って「イギリス代表」ではなく、イングランドスコットランドウェールズとそれぞれのカントリーにラグビー協会があり、それぞれに代表チームがあるのだ。では北アイルランド代表はどうかというと、実はないのだが、これにはちょっとしたワケがある。

 無知な人のために説明するが、グレートブリテン島の左隣にあるアイルランド島は長いこと大英帝国に支配・蹂躙されてきた歴史があり、北部の一地域を残して独立を果たしたあとも、イギリス、特にイングランドへの遺恨というものがメジャーな国民感情として一定の程度存在する。血を血で洗った凄惨な争いの当事者らはまだまだご存命なので、反英感情は当分のあいだ消え失せることはないだろう。

そんな南北に分断されたアイルランド島において、英国の領土である北部アイルランドに住むラグビー選手が国際試合に出る場合、どの協会の代表に入ることになるのか? 答えはなんとアイルランド代表である。

というのも、アイルランドラグビー協会ができたのは19世紀。島がふたつに分かれるよりもずっと先から、全アイルランド島ラガーマンアイルランドラグビー協会の所属なのだ。

だから、"イギリス人"だけど、アイルランド代表として、アイルランドラグビー協会を代表して戦うのだ。そのとき彼らは国境を超えたワンチームなのだ。スポーツが国同士のいさかいを超えるのだ。なんと感動的な話だろうか。

ちなみにイングランドスコットランドウェールズ、そしてアイルランド代表の各選抜選手が結集するブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズというドリームチームもあり、4年に一度、南半球の強豪国らと熱戦を繰り広げている。このときホームユニオン4(5)カ国はひとつになるのだ。各国のファンらも同じチームの勝利を喜び称え合うのだ。こんな感動的な話が他にあるだろうか。いやない。

関係ないのだが一番好きなラグビープレイヤーの一人が30歳の若さで引退してしまったので彼のキャリアのハイライト集を見てください↓ 

両足で跳んで順目に変則的に加速するステップがたまらない、最高のステッパーの一人であった。Rest in peace...

"現代ボディビル(およびその他現代的ライフスタイルすべて)の父"ジョー・ウィダーの伝記映画『Bigger』を劇場公開しろ

現代のあらゆるアスリートの劇的な運動能力の進化に最も影響を与えた人物は誰か?

映画俳優の誰もが見事な肉体を手に入れることができたのは誰のおかげか?

街中のいたるところにフィットネスジムが建ち、人々が日々通い、鍛え、プロテインシェイクを飲み、フィットネスをライフスタイルの一部として当たり前のように取り入れるようになったのは誰の影響か?

答えはもちろん、アーノルド・シュワルツェネッガーである。

では、そのアーノルド・シュワルツェネッガーにもっとも影響を与えた人物は?

 

その答えを知らない人も、その名はコンビニで、薬局で、テレビCMで、車内広告で毎日のように目にしていたはずだ。

youtu.be

 

ウィダー」それは森永製菓が米国ウィダー社からライセンスを借りて国内展開している栄養補助食品のブランドである。

今年から森永の独自商品「inゼリー」シリーズからはウィダーブランドは姿を消してしまったが*1櫻井翔さんの変な顔だけは相変わらず毎日どこかで見る羽目になってしまう。

日本に住んでいるかぎり嵐という奇形とっつぁん坊や集団の影から逃れることはできないのだ。

 

さて、その大元の「ウィダー」ブランドのファウンダーこそ、"現代ボディビル(およびその他現代的ライフスタイルすべて)の父"ジョー・ウィダーである。

 

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The New York Times

彼がいなければ:

ボディビルディングというスポーツは一部のオタクだけがやるものだった

ウェイトトレーニングは体に悪いものとされたままだった

アメリカ人の9割が肥満体型になっていた

・人々は今のような健康的な食生活を送れていなかった

アーノルド・シュワルツェネッガーオーストリアのローカル筋肉自慢のまま一生を終えていた

ターミネーターもこの世に生まれなかった

・スーパーマンその他のスーパーヒーローたちの標準体型はクリストファー・リーヴ程度のままだった

ハンヴィーがハマーになることはなかった

ゴールドジムはベニスの1店舗だけで終わっていた

修斗もPRIDEもUFCも存在しなかった

・100m走の記録はカール・ルイスで止まっていた

おもに上記のことが考えられる。恐ろしい終末世界である。

今現在私たちが昔と比べてずいぶんマシな暮らしを送ることができているのは、すべて彼のおかげと言っても差し支えない。そのくらい偉いのだ。

 

そんな偉い人の偉い伝記映画がアメリカで公開された。

その題を『Bigger』という。もっとデカく!

youtu.be

 本作はジョーおよび弟のベンのウィダー兄弟の輝かしい軌跡を辿る感動的な実話である(たぶん)

 

ゴールデンエイジのレジェンドたちも登場し、アーノルドとセルジオ・オリバの伝説の対決も再現されるという。

アーノルド役は、アーノルドの再来とも呼ばれ、マッスルアンドフィットネス誌(これもまたジョー・ウィダーが創刊した世界一のフィットネス・トレーニング雑誌である。つくづく偉い)でもモデルとしておなじみのカラム・フォン・モガー(Calum Von Moger)氏。

そしてオリバ役はなんと本人の実の息子、セルジオ・オリバ・ジュニアだという。あまりにも感動的だ。ストレイトなんとかのアイスキューブじゃないか。

 

そんな本作は辛口映画評論サイト、ロッテン・トマト(ズ)において批評家採点で20%という驚異的な高評価を叩き出してしまっており、日本の映画配給会社に総スカンを食らう可能性が非常に高い。*2

 

私はマイケル・ベイの傑作ボディビル・クライム・サスペンス・コメディ『ペインアンドゲイン』をビデオスルーした無能たちのことを忘れていない。

俺たちに筋肉の映画を観させろ!

新宿の小規模劇場たちに期待しています。 

 

 

 

追記:『暁に祈れ』と『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』の感想

youtu.be

『暁に祈れ』とはタイでタイ捕されて環境劣悪最悪刑務所でムエタイファイターとしてがんばるイギリス人青年の奮闘を描いた作品で、なんと実話原作らしい。

ボーダーライン2を観に行ったときに存在を知ってその日に見たのだが、とにかく刑務所が汚い。奴隷船レベルの半裸超密着川の字就寝シーンなんか見てらんない(劇場が暑くて狭苦しいせいで4DX気分だった)。この映画を観たら絶対にタイでは捕まりタイとは思えない。

内容は『あしたのジョー』的だなと思っていたらかなり『ベスト・キッド』的でもあり(ネタバレ:中盤に先生から教わったトリッキー技をラストに決めて逆転勝ちする)、超怖いタイ人たちが意外といい人だったりと、なかなかいい話であった。あとオンリー・ゴッドの署長が本作では所長として出てきて笑ってしまった。

 

youtu.be

前作はその年でいちばん面白かった衝撃の激ヤバ映画だが、今作に関しては正統なナンバリング続編というよりはコミカルなスピンオフとして観に行けば過度にがっかりせずに済むと思う。

いや、強いやつが暴れるからとにかく楽しいんだけど、とにかく一作目と同じものを期待してはいけない。

スーパーでわざわざ自爆するテロリスト、衛生カメラの解像度、遠距離から連続ヒットするRPG、ラストの衝撃のリクルート。緊張感ほぼゼロの、漫画みたいな映画だった(顔丸出し指突っ込み疑似フルオートについてはあえて言及するまでもない)

もし何か一本だけ映画を見に行こうと思っているなら、これじゃなくてボヘミアン・ラプソディをおすすめします。

 

 

勝手にレペゼンして強がってはいけない

少し前に会社の部署に入ってきた女性のウェルカムランチに行ったときの話である。

チーム内で自己紹介その他雑談をしている最中、猫の雑種が長生きだという話になり、その女性が私に「じゃあ(マークニズム)さんも長生きですよね」と冗談を振ってきた。

私は父親が外国人なのでいわゆるハーフ(hafu)なのだが、それをペットの雑種と同列に扱う発言に上司が反応。「それはコンプラ的にダメですよ」とその場でひと言注意して、別の話題に移った。なにしろ我々はコンプライアンスの部署なものでその辺は敏感なのだ。

ランチ後、上司が私だけをコーヒー屋に誘い、道すがら「あれ大丈夫でした? 怒ってませんか?」と聞いてきた。

一瞬なんのことかピンと来ないくらい「雑種」発言は別に気にならなかったのだが、上司はかなり問題視していたようだ。

「あれはダメですよね」「人間のハーフを猫の雑種と同じように言うなんてありえない」「あとで呼び出して注意しておきます」と息巻くものだから、私は「いや、よく言われたことあるしそんな気にしてないですよ(笑)」「話の成り行き上、場を盛り上げようと話を振っただけですよ」と雑種女性を擁護した。実際、彼女には悪気など微塵もなかったと思う。

しかし上司は「いやいや、あれはダメですよ」「他人の出自を笑いの種にするなんてありえない」と続ける。

私自身あまり気にしていないのだしちょっと過剰反応では……、と思いかけたとき、その上司の妻が外国人であることを思い出した。彼の息子もハーフなのだ。

そういえば同席していた別のオーストラリア人上司の妻は日本人。彼のお子さんもハーフだ。

自分の子供を雑種呼ばわりされたら親としては腹が立つだろう。それを私は「いや俺は気にしてないからいいっすよ」と自分本位に軽視してしまった。

この話は「"自分は良くても"他の人がダメかもしれないから気をつけよう」だけでは終わらない。

こういうのは大抵の場合"自分も良くない"のだ。良くないのに良いことにしてしまっているのだ。そしてそれは大抵、強がりから来るものなのだ。

高校生のとき、同じ部活のやつに「つまり雑種でしょ?」と無意味にしつこく貶されて、あとで悔しくて泣いちゃったことがあった。

じつは嫌なはずのことを良しとしてしまうのは、その場を収めるための臆病な気遣いかもしれないけど、多くは「俺はそのくらいなんとも思わないぞ」という強がりがあると思う。そして、それはひいては「俺は他の〇〇(自分の属性)とは違うんだぞ」「他の〇〇よりおおらかで気丈な俺を認めてくれ」「そっちの仲間に入れてくれ」という歪んだ媚びに発展するおそれを内包する。そんなの牢名主じゃないか。というか名誉純血? アンクルトムになんかなりたくないぞ。

 

このことで思い出したのが、以下に引用する瀧波ユカリさんのツイッターの投稿群。ちょっとそのまま貼ります。

 

 

 

 

 

今の今まで瀧波ユカリさんを何故か峰なゆかと混同していたことに気づいた。ごめんなさい。

言うまでもなく日本は今でもキモい男尊女卑社会だが、男たちはそれを認めることを極端に嫌がる。そんな男社会に迎合して(当人は「強か」だと思っているけど)歪んだ強がりを抱えて生きていくのはきつい。もちろんそういうコミュニティでその人が生きていくために仕方なく選んだ道かもしれないけど……。

 

そういえば昔いじめられていたことについて、2-3年前に「あの頃のおれが弱かったから悪いんや」みたいな強がりを語って気持ちよくなってたことを思い出した。いじめるやつが悪いに決まってんだろ。

 

というわけで弱き者たちよ、勝手に弱者の立場を代表して強がるな。それが強者を増長させ、また他の弱者が迷惑を被るかもしれないんだぞ。

「おれはおれの立場を弱者だとなんか思っていないぞ! 勝手に弱者認定するな」

じゃないんだよ。お前だけの話なんかしてないんだよ。お前は自分のこと強いと思い込んでてもいいけど、同じ属性の人間のハードルを勝手に上げるなよ。

「おれの知り合いのホモは自分で自分のことホモって言ってるもん」

「うちの嫁は家事育児ぜんぶやるの苦じゃないって言ってるもん」

乙武は自分の障害を笑いの種にできてるじゃん」

こういうウンコ野郎どもに言い訳を与えるな!

多数派に迎合するな! 媚びるな! 卑屈になるな!!!

嫌なもんは嫌だと伝えろ! 戦え!!!

 

というわけで蓮舫のせいで肩身の狭い思いをしている全国の二重国籍者という弱者のために二重国籍Tシャツをsuzuriにて販売しております。税金払ってるんだから堂々と歩きましょう。

 

取り締まってみろコラ!!!!
 

(タイトルの)敗北 〜カッコ書き曲名の名曲たち〜

私、じつはミュージシャンなんです。

よければ、iPhoneの着信音をサンプリングした名曲「iFine」を聞いてください。

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ほかにも国民的人気バンドや国民的人気アイドルグループの歌をサンプリングした画期的な作品も上げているので、ぜひ私のサウンドクラウドをCheck it out now please.

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(カッコ書き)タイトルについて①

本題に入りますが、英語の歌には、タイトルにカッコ書きが含まれるものが数多くあります。

私が把握しているカッコ書きタイトルには大きく分けて2種類あって、ひとつはタイトルを補足するタイプ。「タイトル補足型」と呼ぶことにしましょう。

これは、おもに歌詞の一部を取ったタイトルに、前後の歌詞をカッコ書きで付け足すもので、有名どころだとストーンズの『(I Can’t Get No) Satisfaction』や、ビースティの『(You Gotta) Fight for Your Right (To Party!)』などが挙がります。

これはユーモアを含む一種の様式と化しており、キンクスの『(A) Face in the Crowd』なんかは完全にふざけている。不定冠詞1字だぞ。

これらについては意図をもってあえてやったものであろうことから、「タイトル補足型」は不問とします。許可。

(カッコ書き)タイトルについて②

ふたつめが問題です。例を見てみましょう。

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オレンジの防護メガネがファッションとして機能しているのはこの人がジェームズ・ブラウンその人だからでしょう。

メインのタイトルとしては「I Got You」で行きたかったけど、歌詞の大半が「I Feel Good」であるため、聞いた人の大半がこの曲を「I Feel Good」として覚えてしまうことが予測される。なのでしぶしぶ(I Feel Good)とカッコ書きで入れた。そんな事情がにじみ出ているのです。

みんなが「ランボー」って呼ぶから続編から「ランボー2」になった、みたいな、いやちょっと違うか、とにかく、じゃあ「I Feel Good」だけでいいじゃんという当然の指摘を押しのけてでも「I Got You」なのだ、だけど一応わかりやすいように(I Feel Good)と入れておくか、しかたないから。みたいな。

私はこれを「タイトルの敗北」と呼ぶことにします。「〇〇(デザインなど)の敗北」って何もわかってない外野が偉そうに使いたがるイメージあるのであまり使いたくない表現ですが、まあこれは敗北だと思うので。

以下、タイトルの敗北の事例を紹介していきます。

Good Riddance (Time Of Your Life)

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グリーンデイを聞くと頭がおかしくなってしまう。高校生の頃、彼らの歌を聞いてはアメリカというカラフルでキラキラしてて最高な国に思いを馳せていた。大学生になってからは、なんかお子ちゃまっぽい気がしてメロコアを忌避するようになったけど、やっぱりグリーンデイは特別なのだ。今の私はまだグリーンデイを落ち着いて聞ける状態にないので、人生が安定して心も安定してからじっくりと向き合いたい。

この歌もお手本のように、歌詞に一度も出てこないメインタイトル「Good Riddance」(あいつがいなくなって清々した、みたいな意味)の後に、サビの最後に何度も出てくるためおそらくほとんどの人がタイトルであると誤認する「Time of Your Life」をカッコ書きで付け足している。タイトルがカッコ書きに敗北しています。

The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)

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サイモンとガーファンクルを聞くと頭がおかしくなってしまう、が、それほどでもないのでまあ冷静に聞ける。彼らの歌は、幼稚園児の頃のトイザらスマクドナルド、もしくは小学校低学年の、ビーダマンが好きだった頃を思い出させる。

これも詞の中で幾度となく出てくる「Feeling Groovy」をしぶしぶカッコ書きで挿入しているのが伝わってくる。いいアルバムのいい歌だが、敗北は敗北である。

Gonna Make You Sweat (Everybody Dance Now)

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これは完敗と呼んでいいでしょう。この歌を耳にしたことのある全員がタイトルを「Everybody Dance Now」だと確信してしまう。もうここまで来ると、これだけ連呼しまくってる歌詞をそのままタイトルにするのは気恥ずかしいので、あえて微妙な「Gonna Make You Sweat」をメインタイトルにピックアップしたものの、やはり商業上の理由から「Everybody Dance Now」は入れざるを得なかった、みたいな事情まで想像できます。お前の負けだ。

Money (That's What I Want)

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カバー曲だけどビートルズ版が好きなので。

これは「Money」もそれなりに言っているけど、やはり3倍くらい連呼している「That's What I Want」のほうがタイトルっぽいのでカッコ書きで入れた、と考えることができます。が、「Money」と「That's What I Want」は歌詞中で繋がっているので、「タイトル補足型」であると言い逃れすることも可能です。これは疑わしきは罰せずの原則に基づき不問とします。「Money (That's What I Want)」は無罪。

悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)

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サザンおよび桑田佳祐の歌は厳重なネットパトロールによりアップされた直後に削除されていくものなので、どこかのおじさんによるカバー曲をどうぞ……。

サビで「JUST A MAN IN LOVE」を連発しておいて、歌詞に全く登場しない「悲しい気持ち」をメインタイトルに持ってきている。これはもちろん上記のカッコ書きの曲名たちへのオマージュです。わざとやっています。桑田佳祐なので。中学1年生のときに初めて買ったCDは、この歌が入った桑田のベスト「TOP OF THE POPS」でした……。

 

番外編

 Norwegian Wood (This Bird Has Flown)

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名盤「ラバー・ソウル」の2曲目、ドラッグとセックスの歌ですが、これはこれまで紹介した歌とは逆に、頻出歌詞の「Norwgian wood」がちゃんとメインタイトルになっていて、1度出てくるだけでそれほど重要な箇所でもない「This bird has flown」がなぜかカッコ書きでくっついています。常人には推し量るに能わないジョンなりの高度なユーモアか何かなのでしょう。これは「タイトルの勝利」と呼びたいと思います(オチ)

桜って本当にきれいですか? 〜桜の汚さを告発する〜

 

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うんちです。

嘘です。

なんだと思いますか?

桜です。桜の花びらです。汚いですね。

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インフラには国力が表れます。道路は国の顔。道路が汚い国はお金がない国です。

国の顔である日本の公道は、いま桜に汚染されています。

嫌ですよね。やめませんか、桜?

 

 

どうも昔から桜が楽しめない。

伝統?や風習に逆張りしたいわけではなくて、単純にその「儚さ」についていけないというか、落ち着かないのだ。だって次の週末には散っちゃってるんだもん。

散るからこそに、みたいなのが理解できないわけではなくて、実際に花びらが散る様はビジュアリーに美しい。ハンディカムの入学式のCMは日本の心のイデアといえる(私が住んでいたトーホグでは桜は5月に咲くものなので、入学式に咲き乱れる桜は嘘だと思っていた)

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だけど花びらが散った後に残るのは、日本の樹木の中でも指折りの醜さを誇る樹皮。桜の樹皮は若い頃はツヤツヤのガンメタルでなかなか美しいのだが、太くなるにつれ、それが張り裂けて隙間から腫瘍のようなボコボコがせり出し、それがやがて全体を覆ってしまう。桜は汚いのだ。ワシントン、もう切っちゃえ。

で、今回告発したいのは、冒頭で見せた、ウンチと化した花びらである。

散った花びらがそのままどこかに消えてなくなればいいのだが、それらは地面に落ち、変色し、雨に濡れて固まり、腐敗し、ウンチ色のペーストとなって道路をこれ以上ないくらい汚くしてしまう。桜のウンチ化はもはや国難といえる。

 

というわけで、最近見かけた桜ウンチ汚染の実態および予兆をレポートします。雨が降ると特段ウンチ度が増すので、さらに追加していく予定です。

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人気の目黒川の付近です。汚いですね。これからもっと茶色くなります。名所がこれなら、ほかも推して知るべしですね。

 

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 中野です。茶色いです。先週末の時点でこれですので、今夜の雨が上がったらどうなるのか楽しみですね。

 

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汚いですね。

 

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花びらが散りきると、次に花柄が落ちます。これはウンチペーストにはならないものの、なかなか流れずに残り続けます。遠くから見ればウンチと変わりません。吸い殻が馴染んでいるのが証拠です。これは大量のゴミなのです。

 

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この光景には流石に引いてしまい、もはや言葉もありません。公園という老若男女の憩いの場が、事実上のウンチで埋め尽くされている。こんな悲劇が他にありましょうか。ありません。

 

こんな道、日本の誇りと言えますか? 日本の心と呼べますか?

桜、やめませんか?

最強の国家元首は誰? 答:たぶんネタニヤフです

国家元首――国で一番偉い人のことである。偉いからには(フィジカリーに)強い人がいい。今日は、本当に強い国家元首が誰なのかをここで明らかにしたい。答えはネタニヤフなんだけど。

 

候補1:ウラジーミル・プーチン

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公式Twitterアカウント(英語版)

強い大統領といったらまず思い浮かべるのがプーチンだろう。

イメージ戦略としてメディアを通じてフィジカルでバルキーなセクシー写真を定期的に発信しており、御年65歳とは思えぬムチムチぶりは世界中で人気。

道家としても有名で、柔道が強いということは即ち喧嘩が強いと言ってしまってよい。柔道は最強だから。ちなみにサンボのほうが得意らしい。サンボが強いということはもう完全にメチャ強いと思って差し支えないだろう。なぜならサンボは柔道より強いから。元KGBだけにヤバい殺人術も心得ていそうで恐ろしい。

とはいえガリ勉のチビなので前蹴り一発でぶっ飛ばせそうでもある。

 

候補2:ハルトマーギーン・バトトルガ

 

 

Battulga Khaltmaaさん(@battulgakh)がシェアした投稿 -

 インスタグラムの投稿である。にわかには信じがたいが、モンゴルの現大統領である(右)。

モンゴル相撲が超強いらしく、比較的若いのでたぶんプーチンの3倍くらい強い。同じ東アジア人として心強い。名前もバトルっぽいしいかにも強そうだ。

とはいえ所詮はアマチュアのスポーツマンである。最強の名を冠するにはリアルな戦闘経験に乏しいだろう。

 

候補3:ラムザン・カディロフ

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The Telegraph(UK)

ロシアの傀儡政権・チェチェン共和国の大統領様である。

反対勢力はバンバン粛清し、街には自分の肖像を貼りまくり、利権を独占し、金に飽かせて海外セレブをツーショット撮るために呼びつけるという絵に描いたような独裁とっつぁん坊やで最悪なのだが、なかなかハードコアでハードボイルドな死線をくぐり抜けているウォリアーでもある。

若い頃から初代大統領の父親のボディガードを務め、幾多もの暗殺未遂をやり過ごしてきた猛者で、ボクシングも強いらしい。↑はもともと彼の公式instagramの投稿写真だが、いまはアカウントごと凍結されている。ベンチプレス何kg挙げる気だ。

プーチンの手下でありながらも上手いこと立ち回って逆に手玉に取っているらしい。バーニング周防社長に対する小泉今日子の立ち位置である。恐ろしい男だ。

でもチビなので前蹴りでぶっ飛ばせそうでもある。

 

候補4:文在寅

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 sankei.com

何かと話題に事欠かない韓国の現大統領である。

過激な学生運動で投獄されてそのまま精鋭軍団の特戦司にぶち込まれ、JSA北朝鮮兵が米兵をナタでぶっ殺した激ヤバインシデント「ポプラ事件」でも事後収集作戦に参加したというなかなかリアルな実戦経験の持ち主。現役時代の写真もやけに強そうだ。

とはいえ40年前の、それも所詮は兵役期間の話なので、最強と呼ぶにはちょっと無理がありそうだ。

 

 最強はネタニヤフ

 

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Photo credit: Wikicommons/ GPO

泣く子も黙る戦争国家イスラエル泣く子も黙るバリバリ極右の現首相、ベンヤミン・ネタニヤフである。ただいま汚職の廉で起訴待ったなしの大ピンチに見舞われているが、こんなもの彼がくぐり抜けてきた修羅場に比べたら屁のようなものだ。

戦争で樹立され戦争で国土を広げてきたイスラエルの歴代首相は軍人ばかり。ネタニヤフも例に漏れず、SASやデルタフォースなどと並び世界最強の名をほしいままにする特殊部隊、サイェレット・マトカルに所属し、第3・4次中東戦争に従軍。悪名高きパレスチナ系テロリスト「黒い九月」が起こしたハイジャック事件の制圧作戦にも参加し、見事解決に導いたというとんでもないエリート戦士なのだ。

イスラエル軍といえば兵役期間中に全国民が覚えさせられる近接格闘術クラヴ・マガが有名。老若男女全員ケンカが強い国において、職業軍人の、それも選り抜きの超エリート隊員が体得したクラヴ・マガの練度は想像するのも難しいレベルだろう。絶対に完全にヤバい。絶対にネタニヤフが最強なのだ。

〜私も通っている格闘技ジムにスペインからクラヴ・マガ・マスターが来て1日だけクラヴ・マガ体験ができるというので試しに行ってみたら、体験生の喉にガンガン突きを入れてきて非常にビビった。女性会員もガッツリ喉輪入れられてむせていた。あとスポーツ格闘技のことめちゃくちゃ馬鹿にしてた。キックボクシングなんてオカマのダンスだ、みたいな。〜

そんなマジモンの戦士が首相をやっているのだ。恐ろしい国である。ちなみにネタニヤフ(2期目)の前の前の首相だったエフード・バラクは 同じくサイェレット・マトカルの先輩で、なんと映画『ミュンヘン』(よい映画なので観ましょう)でも描かれた黒い九月への報復作戦で、女装して敵ターゲットに近づき3人暗殺したことがあるというマジで完全にヤバい野郎。つくづくヤバい国である。

 

というわけで最強の国家元首はネタニヤフに決まってしまったが、これからそれを超えるかもしれない有望株が何人かいるので紹介したい。

 

まずはドルジ

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公式Twitterアカウント

こいつは次のモンゴル大統領の座を狙っているらしいので注目したいところ。腐っても元横綱だし、まだまだ若い。ただこいつが治める国には絶対に住みたくないな。

 

次に把瑠都

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オフィス北野

把瑠都はツヤツヤで最高。なんかのTVドキュメンタリーで、お店でハイボール42杯(マジで42杯)飲んだのにほろ酔い程度だったので、これはとんでもないバケモンだと腰を抜かしてしまった。同番組で将来は故郷エストニアの大統領になると言明していたし、MMAファイターとしても頑張っているので、打倒ネタニヤフ予備軍として期待したい。

 

最後に、ヴィタリ・クリチコ。 

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Reuters

これだけはガチで、彼はたぶん次のウクライナ大統領になるので、最強の国家元首は彼になってしまう。WBOおよびWBCの元ヘビー級王者で、こないだまでガチンコ絶対王者だったウラジーミル・クリチコのお兄さんだ。喋り方はドランカーそのもの。弟ウラジーミルがジョシュアと戦う前の顔合わせでも、対戦者2人は穏健ムードだったのに、ヴィタリが横から要らない茶々を入れたことでジョシュアと乱闘手前まで行っていた。こんな政治家嫌すぎる。ネタニヤフのクラヴ・マガも、203cmのリーチの前には為す術なし。ジャブで死にます。

 

機械の天才化が急速に進む昨今、もはや人間の脳は政治を司るにはパワー不足。考えるのは機械がやってくれるのだから、人間に残されるのは筋肉のみ。これからの国際政治は筋肉がカギを握る。筋肉外交の時代がやってくる。

以前、日本共産党の人が街頭演説で言っていたのだが、自民党が格闘家やプロレスラーをやたら擁立していたのは、法案の強行採決の際にサイン台を取り囲んで野党議員を物理的に阻むためらしい。「私は気づいてしまったのです」と言っていたのでそうなのだろう。筋肉内政はすでに始まっていたのだ。日本はすでに筋政(筋肉政治)先進国なのかもしれない。

 

 

最後に、小柄な東アジア人でありながらネグロイドコーカソイドの血を引く大男をねじ伏せた天皇陛下の握力についても考察したいところだったが、元首ではなく象徴なので今回はやめることとした。

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The Telegraph